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ミドルトン一家、ニューヨーク万博に行く The Middleton Family at the New York World's Fair
型番 IDM-319
定価 2,075円(本体1,886円、税189円)
販売価格 2,068円(本体1,880円、税188円)
会員価格 1,529円(本体1,390円、税139円)
購入数

型番IDM-319
バーコード4571244173196
タイトルミドルトン一家、ニューヨーク万博に行く
タイトル・カナミドルトンイッカニューヨークバンパクニイク
発売日2008/09/05
定価1980
DVD方式片面一層
再生時間55
映像色カラー
音声モノラル
字幕日本語字幕
画面サイズスタンダード
DVD製作WHDジャパン
発売有限会社フォワード
販売有限会社フォワード
原題The Middleton Family at the New York World's Fair
製作年1939
製作国アメリカ
監督ロバート・R・シンドリー
出演マージョリー・ロード/ジミー・ライドン/ラス・リー/ハリー・シャノン/ジョージ・J・ルイス
音楽エドウイン・E・ルディグ
脚本リード・ドラムンド/G.R.ハンター
解説"未来"が田舎を通るその時

 1939年と云う時代は、後のアメリカ合衆国国民にとって未来を想起させる。「NYワールドフェア(ニューヨーク世界博)」
の想い出が語られ続けて来た故だが、しかし、当時の状況はとてもじゃないがそんなものではなかった。
4月にナチスドイツがポーランドとの不可侵条約を破棄、9月には電撃作戦を以てポーランド侵攻、5月大陸において日本軍とソ連軍が衝突。世界はきな臭さの絶頂で第2次大戦へと転がって行く。
世界各国がドイツを非難、続々と宣戦布告する中でアメリカ合衆国は中立を宣言する。これは世界博と関係がある様に思える。世
界博をつつがなく行うために中立を宣言したのか、中立国として傍観を決め込むために世界博をやったのか、はなはだ不明瞭である。
と、云うのも、NY世界博自体の企画は35年にスタートしている。30年代の大不況で落ち込んだ国民感情を盛り上げるのが目的だったと言われているが、きな臭い世界に対する合衆国のスタンスを明確にすると云う意図もあったと思われる。ヒトラーのナチスドイツが政権を取ったのは34年の事である。
アメリカは、世界博においてアメリカがリードする"世界の未来"を喧伝する必要があった。合言葉は「電化」である。プーさんの森の12倍以上のごみ捨て場だった”フラッシングミードゥ/コロナパーク”が会場に設定され、テーマは「明日の世界(ワールドオブ トゥモロー)」に決定した。
アメリカ中産階級(ミドルクラス)の家族がこの世界最大の博覧会を見物に来ると云うのが本作のストーリーだが、実はアメリカ最大の家電メーカーの一つ、ウェスティングハウスのプロモーションである。しかし、単なる宣伝に終わらず、共産主義者をやり込めたり、アメリカの未来をメンタルな面で描写したり、面白い脚本になっている。
この作品は第二次大戦前夜、突如として世界の田舎アメリカに現れた"未来"が垣間見える貴重な映像である。
(解説:聖 咲奇)

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